自分の大切な事や悩み事を、相手を信頼しているからこそ話しているのに、他の友人などにペラペラと喋られて嫌な思いをしたことがあなたにもあるでしょう。俗に言う『口が軽い人』です。
「他の人には言わないで」「二人だけの秘密だからね」と言っても、別の友人や他人に漏らしてしまいます。何故なんでしょうか?口が軽い人には、それぞれの特徴があり、十人十色です。なので、その人なりの対処法や治し方があるわけです。
ですが今回は、そんな事をすっ飛ばして、全ての人に当てはまる対処法や治し方を書いていきますね。
対処法:縁を切る
まず大前提として、あなたが嫌な思いをしないことが大切です。間違ってほしくないんですが、友人を下に見ているとか、他人を蹴落とす様なことではありません。あなたの人生は、あなたのものです。
口が軽い人によって、あなたが傷つき、悩み、無駄な時間を使うのを避けるべきです。本人は秘密だったことを忘れてペラペラ喋る、自分が『口が軽い』ということを自覚していない無自覚な人もいます。また秘密を握ったことで、マウントを取りにくる自己中な人もいます。さらに他人の興味を引きたいがために、何でもかんでも口外する嘘つき一歩手前の人もいます。
こんな人と友達付き合いを続けますか?「なんとかしてあげたい」とか「口が軽いのさえ治れば」と思うかもしれません。
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しかし『付き合っている友達を見れば、その人のことが分かる』と昔から言われています。ことわざでも『類は友を呼ぶ』と言われているように、あなたの親しい友人を見れば、必然的にあなたの本質がだいたい分かってしまうんです。当然のことながら『あなた自身も口が軽い人間だ』と、認識されるでしょうね。
「縁を切るなんて出来ないよ~」と、あなたの努力で、その大切な友人の口が軽いのを治そうとしても構いません。ただ冒頭でも書いたように、それぞれの特徴に対して、それぞれの対処法があり、簡単ではないことも頭に入れておくべきです。
私も学生時代からの仲の良い友達がいました。困った時には相談に乗ってくれたり、前向きなアドバイスをくれたりしました。彼女との付き合いも数十年と永く、何でも話せる頼れる存在でした。数年前そんな彼女に秘密を打ち明けたんです。
私「絶対に誰にも言わないでよ。」
と、何度も釘を差しました。その数日後のこと、他の友人も含めて三人でご飯を食べている時に・・・
A「ちょっと聞いてよ~。きょーこってさぁ、○○○なんだって。」
私「な!?ちょっと、それは絶対に誰にも言わないで!って何度も言ったじゃん。」
A「ええ?いいじゃん面白いんだから。」
本当に知られたくなかったことなのに、別の友人Bにさらっとバラしちゃったんですよ。も~、ホントに信じられない。
この日からAとは、一切連絡を取っていません。ブロックしています。彼女は謝るつもりかもしれませんが、しばらくは許せそうにありません。当然ですよね。
対処法:大切な話しはしない
「縁を切るのは、ちょっと・・・」と、思っているかもしれません。そんなあなたには、距離を置くのが良いでしょう。会話の距離、心の距離、信用の距離です。
大切な話しや秘密の話しを、その友人には話さないことです。言い方は悪いかもしれませんが、『上辺だけの付き合い』です。当たり障りの無い、どうでも良い話しだけにするべきです。
そして他人の噂話や思っていること、信念や価値観などの話しもしない方が良いでしょう。何故なら他所で有る事無い事を吹聴される可能性があるからです。
有る事無い事
「○○が、こんな事を言ってたよ。」
「この前、あんたの悪口を言ってたの。」
「あの子って、こんな考え方なんだって。」
「○○を信じてるんだって。うける~。」
「ああ見えて浮気したいらしいよ。」
などなど・・・って言うか『らしい」ってなんだよって感じです。そんなこと思ってもいないし、一度も言ってないのに勝手に『らしい』って。空想で喋っているの?
こんな人には何を言っても無駄でしょうし、困ったことに本人には悪気もないんでしょう。改善する気がない人とは、距離をとるしかありません。
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本人に直接言っても良いんですが、間違って解釈される可能性も充分にあります。他の友人にあなたの悪口を言われたり、相手から縁を切られたりしちゃうかもしれません。
ホント不思議なんですけど、はるか昔から経典だったり、予言書だったり、古文書だったりが読む人の解釈で違うじゃないですか。使っている言葉は同じなのに、人によって受け取り方が変わってしまうって、どうなんでしょうね。
なので直接「距離を置きたい」というのは、私はおすすめできません。では、どうするべきか。
まずは連絡の頻度を少なくするのが良いでしょう。電話が、かかってきても出ない。メールやLINEの返信を遅くする。あなたから連絡をしない。などなど、本当に必要な連絡以外は控えるべきです。
一度縁を切ってしまうと、修復・改善は、ほぼほぼ不可能でしょう。なので、そんなあなたには、大切な話しはしない。距離を置く。が、良いでしょう。
治し方:考える癖をつける
口が軽い人の特徴は、本当に人それぞれです。悪気が無かったり、ノリが軽かったり、注目を集めたかったり、自己中だったり・・・。本来であれば、それぞれの特徴に合った治し方があるでしょう。しかし、ほとんどの人に共通している箇所を見つけました。
それは『口が軽い人は、よく考えてない!』です。ホントですよ、これ。
全然自分の脳みそを使ってないで、発言しているんですよ。昔から『口から先に産まれてきた』と言われるように、もしくは『喋ってないと死んじゃうんじゃないか』と思うくらいに口がよく動きます。その分、脳が動いてないんでしょうね。(笑)
「これを発言しても大丈夫か」「誰かを傷つけていないか」「聞いている相手の立場は」「話して良い内容か」を一旦考えてから発言するようにしましょう。
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スポーツでも、ゲームでも、筋トレでも、どんなことでもそうなんですが、何回も何回も練習をして、シュートが入ったり、相手に勝つことが出来たりします。なので『考えてから発言する』というのは、はじめのうちは難しいでしょう。言ってしまってから「あっ!」ってこともあるでしょうね。最初からきちんと出来る人なんて、まぁいないですからね。何事も練習ですよ。
私だって、こんなブログを読んでもらえているなんて、数年前からするとホントに信じられないですよ。ティモンディの高岸さんじゃないですけど、『やれば出来る』んです。はい。
私も若い頃は、あまり考えない人間でした。中学生だったある日(あったのよ。私にも中学生時代が!)先生に言われた一言で、ガラッと変わったんです。
先生「なんで考えないんだ。」
私「いや、考えてますけど・・・。」
先生「お前の首の上に乗っているのは、かぼちゃか?」
私「いいえ」
先生「じゃあなんだ。使っていない頭は、かぼちゃ以下だな。」
私「・・・。」
先生「かぼちゃの方が食べられるし、美味しいし。その使わない頭よりは、ましだな。」
私「・・・。」
先生「考えろ。使える時に使わないと後悔するぞ。損をするのは、お前なんだよ。」
私「・・・はい。」
この時から私も考えるようになったんです。他の人と比べたら、全然使っていないかもしれませんが、後悔したくないですから私なりに必死です。
考えてから発言する癖をつけて、口が軽いのを治していきましょう。あなたにも後悔してほしくないですからね。
治し方:想像力を鍛える
口が軽い人の特徴として『想像力が乏しい』というのがあげられます。「○○は、◆◆だ。」や「★★だったら、△△だろう。」などの様に、常に自分が正しいと思っていて、頭が凝り固まっている印象です。言い換えると『思い込みが激しい』と言えるでしょうね。
「絶対に誰にも言わないでね。」と言われたのに、忘れていたり、無視したり、わざとだったりと様々ですが、言われた人の気持ちを想像出来ていないんです。
また自分が口が軽いと、今後どうなるかという想像も欠如しているんでしょう。対処法でも紹介した様に縁を切られたり、距離を置かれてしまいます。それはつまり『信用を失う』ということです。
信用を失う
・気づいたら周りに誰もいなくなった。
・自分だけが外されたグループになっていた。
・上辺だけの付き合いになった。
・誰にも相談できなくなっていた。
・何が悪かったのか分かっていない。
・悪循環に陥る。
この様に想像力が乏しいと、とんでもない事態になっちゃいますよ。孤立してしまい、理由が分かっていないので、状況はますます悪化します。もしかしたら「相手が悪い」とか「世間が悪い」など、偏った思考になってSNSで誰かに暴言を吐いたり、傷つけたりしてしまう可能性だってあります。もしかしたら犯罪に手を染めてしまうかもしれません。しかしそんなことは絶対にあってはならないのです。
そのためにも想像力を鍛える必要があります。
まずは本を読んだり、美術品を鑑賞したりするようにしましょう。小説などは当然のことながら映像や音声がありません。美術品も目に見えているものだけが全てです。そういった数少ない情報から、思いを馳せるのが凄く良いんです。
さらに「なんで?」を常に頭に入れておくのも有効です。
なんで?ポイント
「『なんで?』この人は信用されているんだろう?」
「他人の秘密を『なんで?』言ってはいけないのか?」
こうすることによって想像力は鍛えられて、余計なことを喋らないですみますよ。また想像力を鍛えると、仕事の効率も良くなったり、コミュニケーション能力が向上したりと、思わぬ収穫で良いことずくめなんですよ。
本気で治したいと悩んでいるんでしたら、想像力を鍛えるようにしましょうね。
まとめ
口が軽い人の対処法と治し方を紹介してきました。
あなたの周囲に口が軽い人がいる場合は、可能であれば縁を切るのが一番です。ずるずると関係を続けていても嫌な思いをするのは、あなただからです。本人を変えるのは非常に難しいでしょうし、悪いと思っていないかもしれません。
縁を切るのがどうしても無理な場合は、距離を置くようにして、大切な話しをするのをやめましょう。昔から『人の口に戸は立てられぬ』と言われています。一度相手の耳に入った言葉は、止められません。驚くほどの早さで広まってしまうので、本当に相手に話して良いのかどうか今一度確認してくださいね。
もしあなたが口が軽くて悩んでいる場合は、治し方としてまず考える癖をつけましょう。多くの人は「自分はちゃんと考えている」と思っていますが、ここだけの話し『考えている人』は、それほど多くないんです。筋肉と同じで脳も使っていないと衰えていきます。一朝一夕では難しいかもしれませんが、日々の努力が重要ですよ。
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また想像力を鍛えるようにしましょう。想像力が豊かな人は、相手の気持ちを理解するのに長けています。さらに物事を別の角度から見るのも得意です。こんなにもメリットだらけで、あなたの口が軽いのも解決するでしょう。これは今日から実践出来るので、やらない理由はないでしょうね。
信用は失ってからだと、取り戻すのは至難の業です。最悪のケースでは、二度と信用を取り戻せないこともありえます。なので失う前が非常に大切なんです。
あなたの悩みが少しでも軽減されれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。