「いくつになっても綺麗でいたい。」「美しく健康的な体型を維持したい。」「でも運動は苦手。」
分かる~!!私もそう思いますし、全女性の願望ですよね。ラクして痩せたいですもんね。気持ちは本当に分かります。
でも、もう十分痩せているのに、まだダイエットをしたいって人がいるんです。「良いスタイルだよ。」と言っても「痩せすぎなんじゃない?」って言っても、ちっとも聞いてくれません。
実はここに恐ろしい結末が待っているかもしれません。それは・・・
ダイエットをするから太る!?
ええ!?って思いますよね。痩せたいから食事制限とか運動とかして、脂肪や体重を落とそうとしているのに、むしろ太っちゃうの?どういうこと?ダイエットをするから太る!?そんな馬鹿な・・・。
分かります、分かります。説明していきますね。
もう100年以上も前に研究結果が出ています。それはダイエットをした人の9割以上の人が、リバウンドをするということです。さらにリバウンドをした人の4割以上が元の体重より増加したんです。
つまり約半数の人は、ダイエットをする前よりも太るということなんですよ。残りの約半数の人は、元の体重まで逆戻りします。運良くダイエットに成功するのは、極々少ない数パーセントの人だけなんです。
また間違ったダイエットをしてしまうと、脂肪よりも筋肉が落ちていきます。筋肉が落ちるということは、基礎代謝が下がります。つまり痩せにくくなるということなんです。
ダイエットをして、リバウンドして、またダイエットと繰り返していくうちに、知らず識らず痩せにくい身体の出来上がりです。そりゃ太っちゃうわけですよ。
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体が弱かったのに5年以上も風邪をひいていない本当の話し
私達の身体は、生命維持を最重要項目としています。例えが悪いですが、雪山での遭難などで手や足が壊死していくのも生き抜くための措置です。同じ様にダイエットをして、身体を動かすためのエネルギーが急に減ってしまうと、生命維持の危険と身体は判断をして、エネルギーを蓄えようとするんです。それが脂肪です。結局太ってしまうように出来ているんですよ。
もっと恐ろしいのは、老化が促進されちゃいます。キャーーーーーーー。
「希望通りに痩せられたけど、思いっきり老けた。」なんて嫌ですよね。うんうん。でもダイエットとリバウンドを繰り返していると、身体にはかなりのダメージを負ってしまいます。脳卒中や心筋梗塞などのリスクが大幅に増加して、人によっては突然死なんて結果も待っているんですよ。
カロリーの嘘
ダイエットをする人の多くが教科書の様にしているのに『カロリー』というのがあります。痩せるため、太らないためには、カロリー計算が絶対であるという風潮です。あなたもカロリー計算していますか?
毎日の食事で口にする摂取カロリーと、一日で消費するカロリーのどっちが上回っているのかがダイエットには重要だと考えられています。
・摂取カロリーより消費カロリーが多くなれば痩せる
・摂取カロリーが消費カロリーより多ければ太る
こう思っていませんか?世の中に溢れるダイエット方法には、こういったことを教えています。当たり前ですよね。
でもこれが嘘だったらどう思いますか?
えええ~~~~!?
ですよね。私もビックリでしたよ。
夏井睦さんの著書『炭水化物が人類を滅ぼす』にも書かれていますが、1gあたり炭水化物(糖質)とタンパク質は4kcal。脂質が9kcalとされています。100gの炭水化物だと400kcalで、サラダ油だと900kcalです。なので医者は「油の摂り過ぎに気をつけましょう。」と言ってきます。炭水化物とタンパク質よりも脂質の方がカロリーとしては倍以上あるんですから。
詳しくは当書を読んでもらえれば分かりやすいと思いますが、このカロリー計算自体が17世紀からの間違った仮説の上に成り立っているんです。機械の中に入れた食材が燃焼する時に、どれほど温度を上げたかで算出されています。
しかし体内の代謝と機械の中の燃焼が、同じなわけないんですよ。さらに人の体温はどんなに高くても40℃なので、体内で燃えているわけじゃありません。夏井睦さんも当書の中でおしゃっていますし、私もその通りだと思います。
悲しいかな、高学歴の人達が集まる厚生労働省が、こんな事を鵜呑みにしているんですから、それは国民も騙されちゃうわけですよね。「一日の消費カロリーよりも摂取カロリーを少なくしましょう。」なんて、デタラメな方法でダイエットを勧めるんですから呆れちゃいますよ。
体重の盲点
ダイエットをする人の一番気になる点は、やっぱり体重ですよね。体重が増えれば落ち込みますし、体重が減れば喜びます。多くの人が体重で一喜一憂していることでしょう。
でも気をつけてください。体重を目安にしちゃダメってことです。
「ええっ!?またそんなこと言って~。」と、お思いかもしれませんね。そもそも街を歩いている人が、ドラゴンボールのスカウターみたいな物をつけて、あなたの体重が見られているわけじゃないじゃないですか。メガネのところに58kgとか表示されちゃうんだったら、体重も気にした方が良いかもしれませんけどね。(笑)
体重を知っているのは自分だけなんですよ。誰にも知られていないんですから、本来なら気にすることありません。それよりも見た目の方が大事なんじゃないですか?スカウターをつけている人なんて、一人もいないんですからね。
しかもダイエットで体重を気にするのは、ナンセンスなんですよ。
例えば、頑張って5kg落としたとしましょう。嬉しいですよね。けど、その落ちた体重の60%ほどは脂肪なんですが、残りの40%ほどは筋肉と水分なんです。つまり落ちた脂肪は約3kgで、筋肉と水分が2kg落ちたことになります。
水分が抜けたことで肌が乾燥状態になっちゃいますし、筋肉が落ちたことで痩せにくい身体になって、脂肪を溜めやすくなっちゃいます。しかも脳は、体重が減ったことによって「もしかして命の危機かも」って、身体の消費エネルギーを節約したり、食欲を増進させたりするんです。さらに脳は厄介で、「ダイエットをしよう!」と決意をした瞬間から抵抗を始めちゃうんですよ。ほらっ、リバウンドに向かって急発進です。
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これが体重の盲点です。なので「痩せたい」とか「体重を落としたい」と考える時点で、逆効果なんですよ。出来れば「メリハリのある身体になりたい」とか「お腹周りのお肉だけ落としたい」とか「振り袖だけ落としたい」と考える方が良いんです。
もしかしたら心の病かも
「最近太っちゃったから痩せないとダメかな・・・。」という様な軽い気持ちだったら良いかもしれませんが、度が過ぎると心の病になることもあります。
うつ病を発症したり、摂食障害や醜形恐怖症という病気になってしまう危険性も高いんです。
摂食障害とは、大きく分けて二種類あります。食べることを拒む『拒食症』と、ずっと食べ続けてしまう『過食症』です。どちらか一方になってしまう人と、両方が交互に表れるタイプがいます。
拒食症も過食症も明らかに体型が変わっていくので、周囲の人も気づきやすいでしょう。しかし自分の意志とは関係なく食べ続けてしまい、罪悪感に苛まれて吐いてしまうを繰り返す『過食嘔吐』というのは、周囲の人が気づきにいので注意が必要です。
また醜形恐怖症とは、自分の身体の一部もしくは複数・全体を醜く感じてしまう病気です。周囲の人が「そんなことないよ。」「気にすることないよ。」と言っても聞く耳をもちません。そして友達や恋人が出来ない、就職が出来ない等の良くないことを、全て自分が醜いせいだと考える様になってしまいます。
もう十分痩せているのに、まだまだダイエットを考えているという人は、これらの心の病という可能性もあるんです。自分で自分に対して強迫観念を抱いて悪循環に陥ってしまいます。
何気ない日常でも「あれっ、鍵閉めたっけ?」とか「エアコン消したっけ?」というのは誰にでもあることでしょう。しかし不安が拭えなかったり、度が過ぎたりしていませんか?もしかしたらそれは『強迫性障害』かもしれませんよ。
頭の中で「ダイエットをしなければならない。」や「痩せなければいけない。」など、自分ではバカバカしいと思っていても制御することが出来ません。いくらやっても不安は消えませんし、恐ろしいことが起こるんじゃないかと、やめられなくなってしまいます。
これらの心の病が一種類とは限りません。はじめはどれか一つだけだったのに、いつの間にか複数の精神疾患を患ってしまうケースもあります。
あなたが行くのはジムではなく、病院かもしれませんよ。
まとめ
「十分痩せてるじゃん。」って言うと「全然そんな事ないよ~。もっと痩せなきゃ。」と鼻につく人・・・。
誰か特定の人を指しているわけじゃないですよ。あなたの周りにもきっといるでしょうね。
全員が全員ではありませんが、ダイエットをするから太るという事実を知らないのかもしれません。
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またカロリーという嘘の定義に乗っかって、無駄な努力をしていませんかね。おそらく体重の盲点にも気づいていないんじゃないかなと、私は思います。
もしかしたら「十分痩せてるよ。」と言われることに快感を覚えてしまう心の病かもしれません。ちょっとでもおかしいと感じたら、病院に行くことをおすすめします。症状が悪化する前の方が回復も早いでしょう。
なんだか鼻につく嫌味な人だと思っていたら、ただただ無知で病気なだけかもしれないんですよ。恐ろしいですよね。そんな人には優しく接してあげたいものです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。